有機農産物とようりん

◎有機農産物の日本農林規格

 政府は平成24年3月28日の官報に、 農林水産省告示第833号として「有機農産物の日本農林規格」を公示しました。 この規格の中で有機物の生産に「熔せいりん酸」、すなわち“ようりん”の使用が認められました。

 『有機栽培米や有機野菜等の生産に、“ようりん”の使用ができることになったわけです。』  その官報によれば、【この農林規格において、有機農産物とは、第4条(省略)の基準を満たす方法に より生産された農作物をいう】と定義されています。この基準を満たす方法の中に、肥料および土壌改 良資材については、具体的な名称をあげて使用可能資材のリスト(その他を含めて37種類)が示され ており、その中に“ようりん”の名があります。

 現在使用されている無機質のリン酸質肥料では、“ようりん”のみが、唯一指定され ました。

本製品は、有機JAS資材評価評議会の「有機JAS規格に基づく使用可能資材リスト」掲載資材です。
登録日:2013年5月29日 登録番号:JASOM−130502 登録資材名:20.0熔成りん肥
登録日:2013年5月29日 登録番号:JASOM−130503 登録資材名:20.0粒状熔成りん肥
登録日:2013年5月29日 登録番号:JASOM−130504 登録資材名:20.0熔成ほう素マンガンりん肥
登録日:2013年5月29日 登録番号:JASOM−130505 登録資材名:20.0粒状熔成ほう素マンガンりん肥
登録日:2013年6月 3日 登録番号:JASOM−130508 登録資材名:溶融けい酸燐肥1号(とれ太郎) 申請者名:電気化学工業株式会社
登録日:2013年6月 3日 登録番号:JASOM−130509 登録資材名:BM溶成けい酸りん肥2号 申請者名:電気化学工業株式会社
 

◎有機農産物にようりんを使用するメリット

1.ようりんは、化学的に合成されたリン酸質肥料ではありません。

2.有機物中心の施肥では、とくにリン酸利用率の低下が指摘されますが、ようりんと有機物を 併用することにより、リン酸利用率の向上が十分期待できます。

3.ようりんは、リン酸・苦土・ケイ酸・石灰を保証し、加えて多くの微量要素を含んでいます ので、有機物中心の栽培体系の中で過不足になりやすい養分バランスの調整的な役割が期待できます。

4.ようりんの各成分は、く溶性なので作物の生育に応じて、吸収・利用されるため、過剰害の 心配がありません。

 また、水に溶けて流亡したりせす、“環境にやさしい肥料”です。

5.ようりんは、EC(電気伝導度)を高めない肥料です。

6.重金属(Cd)汚染対策資材としても施用されています。

(出典:熔成燐肥協会)